テレビ東京 赤ちゃん向け番組 「シナぷしゅ」 2月の歌 『 たなごころのたま - 掌の珠 - 』を担当しています。 映像はサンドアーティスト 飯面雅子(いいめん まさこ)さんです。
テレビ東京 赤ちゃん向け番組 「シナぷしゅ」 2月の歌 『 たなごころのたま - 掌の珠 - 』を担当しています。
映像はサンドアーティスト 飯面雅子(いいめん まさこ)

『 たなごころのたま - 掌の珠 - 』
今回、提供させて頂きました詩 『 たなごころのたま -
楽器を用いての伴奏や演奏をせず、全て"声"や"息"
"声"と"韻律"によって、
昨今、
その中で、どんどんと溢れていったものは、
詩のいわんとするところは皆様の想像の余地を残したく思いますの
タイトルである『たなごころのたま〜掌の珠〜』
『たなごころのたま〜掌の珠〜』とは、
掌(たなごころ・手のひら)の内の珠。転じて、「大切なもの」「
手のひらのことを"たなごころ"
又、"たなごころのたま〜掌の珠〜" この言葉の不思議は、
ことだま にも たま がありましょう。
口に出して詠めば 唱えば まるで こだま が還ってくるような感覚です。
「大切なものは目には見えない」
では、もしも、見えるのだとしたら...
出来上がった詩『たなごころのたま〜掌の珠〜』を聴いて、
この形なきものを形に出来るのは、"砂" と"指先の宇宙"
そして眼前に現れては、サッとかき消されてゆく姿なき"声"
世界中のサンドアーティストの中でも、
かねてより私は、飯面雅子さんの作品の大ファンで、
飯面さんの作品にはどれも"懐かしい未来"が生きていて、
この"何か"は言葉には形容し難いのですが、
シナぷしゅ番組プロデューサーの飯田さんへもこの想いをご理解頂
飯面さんへお手紙を出して、その並々ならぬ想いをお伝えし、
心より感謝の念を申し上げます。
お手紙でのやり取りをさせて頂いたり、
私が学生時代のアルバイトの給料日には必ず立ち寄っていた古本屋
仲間で一緒に観た手塚治虫の実験アニメーション集。そうです、
ロビタ、、「火の鳥 ー 流砂編 ー」
(残念ながら、この作品は一般公開されていません。)
今となっては私は深山にて糊口を凌ぐ生活ですが、
「都会にお帰り」
"
あぁ、南長崎のトキワ荘にも自転車を漕ぎ漕ぎ行っては、「
自分のルーツにあたる芸術家達が生きていた時代を生で体感し、
飯面さんのアトリエにてご活動の軌跡をうかがい知ることができる
アナログ世代を大尊重、
タブレット教育が盛んに取り組まれている現代の教育現場ですが、
そういったわけで、この作品は私の中では - 指先と砂 声と息 が奏でる ザ・現代への静かなる叛逆 - なのかも知れません。
私の詩-うた-は よそへ置いておいて、
飯面さんによって描かれたサンドアート、サンドアート・
忘れかけていた"何か"。
それは赤ちゃんたち、子どもたち、わらんべから教わること。 そして、星に近い距離のお祖父ちゃま、お祖母ちゃまから、
飯面さんの指先で奏で躍る砂はまるで ー 星の胞子 ー
サンドアニメーションとしての作品の境界を越境したサンドアート
移り変わる季節も生まれ変わる星々も巡り巡っていることに気付か
声は風を集め、息を吐いて うたって「いってらっしゃい」を、息を吸って「おかえりなさい」
指先は砂を奏で、
こうして出来上がった『たなごころのたま〜掌の珠〜』 も 私達人間たちが作り上げた作品でもありながら、
今は遠く離れた東京に住む祖母(今でも毎日彫刻を彫っています。
「明日 やることがある それだけで 幸せなことなのかも知れません。」
その言葉を胸に毎日を大切に生きていこうと思っています。
やがて はなれゆく さだめ それでも、「また 会おうね」
「会えるよね」
「いってらっしゃい」
「おかえり」
この人生という「たまゆら」の光の中で 育んでくれた親や先祖、地球という星や生きとし生けるもの達へ
そして、これから生まれてくる赤ちゃんたちに捧げて
地球という たなごころの珠 へ 目には見えない 内側の たま へ
ささやかながら この『たなごころのたま 〜掌の珠〜』 を贈りたいと想いました。
今回の『たなごころのたま 〜掌の珠〜』 制作にあたり支えてくださった皆々様へ 尊敬と感謝を込めて
順不同となりますが、
今回のボーカルmasteringでも大変お世話になりました山
私の近作のmasteringはほとんどが山さんのお仕事です。
絶大なる信頼を寄せている名匠。
サンドアート( 流星のシャワー 〜 辺りから登場する手や姿)
映像、編集、
シナぷしゅ番組様、この夢の実現を本当に有難うございます。
きっと番組公式の"月うた解説"
お楽しみ頂けましたら幸いです。
志人

飯面 雅子(いいめん まさこ)
サンドアーティスト。
東京都出身、横浜市在住。
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科卒業。
1987年日本テレビ『きまぐれオレンジ☆ロード』
エンディングに砂アニメーションを制作、
日本人初のサンドアートのTV放映となる。
NHK・Eテレ『プチプチアニメ』砂アニメーション制作。
2011年ベルギーにて観客2000人を前に
サンドアート・パフォーマンス上演。
「六本木アートナイト」最多観客動員数を記録。
フジテレビ『笑っていいとも!』クイズコーナー
生出演で早描きを披露。
2014年NHK交響楽団とNHKホールにて共演。
2.5次元舞台『NARUTO』砂の我愛羅シーン演出。
宝塚市立手塚治虫記念館2015、2016年と公演。
企業イベントや小学校の芸術鑑賞会上演、
CM、ミュージッククリップなど映像制作も多数。
2017年イタリア公演を成功させる。
35周年を迎えた、サンドアートの第一人者。
東京交差点 #107「サンドアート」 -サンドアーティスト・
サンドアート工房公式サイト
https://sandartkoubouinfo.wixsite.com/sandart-koubou
